子育て終了・・・からの子猫保護2

スポンサーリンク

今回は、保護した子猫を保健所に引き取りを断られた前回の続きとなります。

何もできず事務所に戻ってきた私は、主人に「野にはなしてみてはどうか」と言うと「こんな傷ついている子を野に放せるか!死んじゃうよ」と言われて返す言葉もない・・・

確かに死んでしまうかも・・・

主人は電話帳でいくつか選択していたどうぶつ病院を指して、「なら、ここに電話してみよう」・・・もう子猫の容体が心配で仕事どころではなくなっていました。

最終的に、少し事務所から距離のある動物病院に長い待ち時間の末に診てもらえて、診断されたのが、「猫風邪。目の周りが腫れていたのはそのせいだろう」とのことでした。

体重は300gで、およそ生後3週間~4週間。

こんな小さく傷ついた子猫は、とてもじゃないけど世話できない・・・それに私はどうしても猫が苦手なので、獣医さんに引き取りを頼みました。

即、引き取りはしてないと断られましたが、こういったことが多いらしく、いくつか提案されました。

しかし、提案された里親を募集することや保護動物の譲渡会(ここのところ新型コロナウィルスの影響で中止になっていて、再開のめどがたっていない)など、どれも直ぐにどうなるわけではなさそうでした。

里親募集のチラシを作れば病院で掲示してくれると言うので、子猫の健康状態が良くなったら
掲示をお願いして、もし、里親が見つからなかったら仕事場の近くにある『保護動物猫の巣』に連れて行こうと自分では決めていました。

チラシを作るにしても、この傷だらけのお顔の写真だと里親は出ないだろう。とにかくこの傷が治ってくれることを祈るばかりでした。

ウィルス検査(ウィルス感染なし)、ノミ、ダニ駆除薬をさしてもらい、黒く固まったお顔もクリーニングしてもらい、猫風邪用の点眼・点鼻薬をもらい、ひとまず勧められたキャットフードをもらい・・と、猫を飼ったことのない私は、言われるがまま頷くだけでした。

全ての診察が終わり一安心していたところでお会計に呼ばれ・・・請求金額を聞いてドン引き・・・驚いたっ( ゚ ρ ゚ )💦 サラッとした声で「17,400円です」ってさ・・・・・

「なんて高いんだ・・・ナンテコッタイ!!保護した挙句に手痛い出費かぁ~~~」

と人間の診療代金の感覚でいた私が衝撃を受けてる横で、

主人は「良かったにゃ~」と手の中に包んで安心しているだけでした・・・

もちろんこの1回では終わらず通院しなければならなくなったのでした。

この時はこれから一緒に暮らす・・・いわゆる“飼う”とはもちろんまだまだ考えられず、とにかく早く傷が治って三種混合ワクチンをうったら里親の募集をしよう!としか思わなかったのでした。

家に連れて帰ってきて娘が「1週間私がこの子猫のお世話をして、出来そうならそのまま飼うのはどうだろうか?」と言い出しました。

私は生き物を飼えない性分だし、猫は苦手だし、なにより生き物の死んだ姿を見るのはどうしても嫌なので即反対しました。

主人は保護してきた張本人なのでどちらになっても協力します。という態度・・

病院で買ったキャットフードは食べたけど、少量のミルクは哺乳瓶で飲ませてやっとでした。

しっかりした箱で作った子猫の寝床を廊下にセットしてそこに入れたけど寝ない。しばらく様子を見て、身体をトントンしたり、頭を撫でたりして寝かしつけた(つもりでいた)。

このまま朝まで寝てくれるかな・・・と思いながら私たちは各部屋に入って就寝したのですが・・・不安は現実に。寝静まった真夜中の0時過ぎ、小さな声でニャアーニャアーと鳴き始めました。

さっそく動物病院でもらったキャットフードを食べさせて、少し様子を見ていたけどなかなか寝なかったので、私たちは各部屋に戻りドアを閉めて眠ることにしました。

この日から想像だにしていなかった猫との生活が始まったのでした。

では、最後まで読んでくださり有難うございました。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする